お茶を出された際のマナーについて

社会人になれば、ビジネスでもプライベートでも、出先でお茶を出されるシーンを経験することは多々あります。よく迷うのが、出されたお茶は全部飲むべきなのか残すべきかというところでしょう。
結論から言えば、出されたお茶は飲み干すのが基本的マナーであり礼儀と言えるかもしれません。お茶を出した側の立場になれば、せっかく出したものを残されるのはガッカリするものです。また、片付ける際にも、残されたお茶は重ねることもできませんし、こぼさないように運ばなければいけないので、意外と面倒なものなのです。このような手間を考えれば、やはり出されたお茶は飲み干すのがベターでしょう。ただし、先方が「どうぞ飲んでください」と言われてから飲むのが最もマナーの良い飲み方とされています。
また、会話中にお茶が出てきた際のマナーも覚えておくといざという時役に立ちます。
会話中に出されるお茶というのは、話の流れを中断することになるのであまり歓迎されるものではありません。とはいえ、訪問した出先でお茶を出してくれた方を邪険にするのは論外です。
まず自分が話している最中に出てきた場合には、会話に挟む形で「ありがとうございます」などと軽く感謝の言葉を入れるのがいいでしょう。そして、自然に会話を続けるのがスマートな流れでしょう。
逆に、相手が話している最中にお茶が出てきた時はどうすればよいのでしょうか？
この場合は、感謝の言葉を挟むことはせずに会釈だけで済ませても大丈夫です。あくまで話をしている相手に意識を集中しているという姿勢でいることが重要なのです。人によっては、いい加減に話を聞いていると誤解されたり不愉快にさせたりする可能性があるので注意をしておきましょう。特に、大事な取引先やお客様の場合には、細心の注意を払うべきです。